【ニホンノミライ】りそな 日本中小型株式ファンド

久々に投信のご紹介です。ダイアモンドZaiの2022年2月号(2021年12月発売)の特集で、直近好業績の投信の紹介がありました。まだ本ブログにてご紹介していないものがいつくかあったので、ピックアップしていきたいと思います。

今回、りそな 日本中小型株式ファンド(愛称:ニホンノミライ)についてご紹介いたします。

りそな 日本中小型株式ファンド(愛称:ニホンノミライ) とは

りそな 日本中小型株式ファンド(愛称:ニホンノミライ)はりそなアセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 国内の金融商品取引所に上場されている中小型株式への投資
  • 「社会的な課題」の解決にビジネスの観点から取り組み、持続的かつ安定的に成長することが期待できる銘柄を厳選して投資

世界中でSDGsへの取り組みは企業の中長期的な成長において無視ができない要素の一つとなっています。SDGsを含め、社会構造の変化をいち早く捉えた企業は大きなビジネスチャンスをつかみ、更なる成長が期待できます。「社会的課題の解決」にいち早く取り組む企業は、リーディングカンパニーとなる可能性が高く、一度シェアを獲得してしまえば独占的な地位を確立できます。

投資対象としては、定量面(時価総額・流動性等)、定性面(信用懸念等)から、2,500程度の中小株銘柄を選定します。その後、社会構造変化に関する調査から600銘柄程度に絞込み、企業取材/周辺調査により100銘柄程度に絞り込みます。最後に下値硬直性、成長魅力度、経営者魅力度等を判定し、投資銘柄を厳選の上、15~50銘柄程度でポートフォリオを構築します。

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基本情報

設定日2018年9月28日
償還日無制限
購入時手数料最大2.2%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.98%(税込)
分配金年1回(6月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドで管理費用は1.98%と最近のファンドにしては結構な高額。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年11月末時点)

銘柄名業種比率
IDEC電気機器5.0%
GMOインターネット 情報・通信業4.8%
CARTA HOLDINGS情報・通信業4.2%
大豊建設建設業4.0%
IPS情報・通信業3.9%
あい ホールディングス卸売業3.8%
山一電機電気機器3.8%
SREホールディングス不動産業3.7%
シンプレクス・ホールディングス情報・通信業3.3%
I-ne化学3.2%

組入れ銘柄数は37。本当に小型株ばかり並びます。 SREホールディングスを除いて、四季報でも一度もピックアップしたことの無い銘柄ばかりです。

IDEC は本ファンドの一押しのようで、常に組入れ上位。制御機器メーカーでスイッチにリソースを集中しています。

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年12月30日時点で、12,329円。

コロナショック後は大きく落ち込みましたが、その後は堅調に推移しています。

過去のパフォーマンス

2021年12月末時点の情報です。

期間騰落率(分配金込み)
6ヶ月前から+3.65%
1年前から+22.66%
設定来+22.43%

設定来からみると、+ 22.43%です。

コロナショック後の急上昇もさることながら、2021年の日本の株式市場が低調だった中での年率+22%はお見事。ダイアモンドZaiの2021年投信騰落率ランキング・日本の中小株部門で第二位となっています。(一位はブルーチップオープン)

まとめ

社会的な課題の解決=ビジネスチャンスとは良く考えるものだなと思います。ビジネスの基本は困りごとの解決ですから、このような企業に投資するのは長期的に見ても安定的かもしれません。HPなどで経営者の長期的なビジョン・想いなどをみることができるのでそのあたりを参考にしても良いかもしれません。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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