SMT MIRAIndexは三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行う、低コストのテーマ型インデックスシリーズです。いくつか、テーマ型インデックスファンドをご紹介してきたので、SMT MIRAIndexの各ファンドについても調べてみました。
第一回となる今回は、SMT MIRAIndex ロボについてご紹介いたします。
SMT MIRAIndex ロボとは
SMT MIRAIndex ロボは三井住友トラスト・アセットマネジメントが運用を行うアクティブファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- 世界のロボット関連企業の中から総資産に占める売上総利益の割合(売上総利益÷総資産)の原則上位50銘柄に投資を行うFactSet Global Robotics & Automation Indexへの連動を目指す
先日、似たようなファンドとしてご紹介したOneフォーカス ロボット・テクノロジーでも挙げたとおり、ロボットというと、製造業などの向上でのFA機器などが思い浮かべられますが、製造業だけでなく、医療・自動車・物流・家電など様々な分野にて需要が拡大しています。AIやIot・5Gなどの高速大容量のネットワーク網の実現等他のテクノロジーとの融合により、例えば精度の高い遠隔操作ロボットなど更なる発展が見込めます
国際競争力を高めるため、日本を始めとした先進諸国も国を挙げて成長を後押しする戦略をとっています。
基本情報
設定日 | 2018年10月19日 |
償還日 | 無期限 |
購入時手数料 | 最大3.3%(税込) ※証券会社によって異なる。ネット証券は無料 |
信託財産留保額 | なし |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率0.77%(税込) |
分配金 | 年1回(2月) |
基本情報は上記の通りとなります。テーマ型インデックスファンドということもあり、管理費用は0.77%(税込)と1%を切る安めの設定。
SMT MIRAIndexの他の4種のファンドも同一の価格設定となっております。
構成銘柄
構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年6月末時点)
銘柄名 | 国・地域 | 比率 |
---|---|---|
NVIDIA CORP | 米国 | 5.87% |
PINTEREST INC- CLASS A | 米国 | 5.62% |
ADVANCED MICRO DEVICES | 米国 | 4.97% |
XILINX INC | 米国 | 4.91% |
EBAY | 米国 | 4.79% |
クーパン | 韓国 | 4.78% |
米国 | 4.61% | |
QUALCOMM | 米国 | 4.52% |
AUTODESK INC | 米国 | 4.51% |
HUBSPOT INC | 米国 | 4.49% |
組み入れ銘柄数は50。ロボットといえども純粋なロボット製造業ではなく、ロボットを製造するために必要な半導体銘柄、ロボットを活用することで成長戦略を描いている銘柄が目立ちます。
2021年3月の運用報告書によると、日本からは横河電機、トプコン、日本オラクル、グリー、アスクルが採用されているようです。ファナックやキーエンスではないのがちょっと意外です。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2021年7月30日時点で、23,356円。
コロナショック後も順調な右肩上がり。半導体をはじめとするハイテク銘柄が多いため、ハイテク株上昇の恩恵を受けた結果となりました。
過去のパフォーマンス
2021年7月末時点の情報です。
期間 | 騰落率(分配金込み) |
---|---|
6ヶ月前から | +19.67% |
1年前から | +54.21% |
設定来 | +133.56% |
設定来からみると、+133.56%です。
2018年設定ですが、前述の通り半導体をはじめとするハイテクグロース株上昇の恩恵を受けた結果となっております。
まとめ
ロボットテクノロジー発展のためには、AI・5Gをはじめとして様々なテクノロジーとの融合が必要となります。その様々なテクノロジーの進化の元となる半導体関連銘柄が多いのも納得できます。しばらくは世界的に半導体関連銘柄が強くなるのではないでしょうか。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。