【波物語】新光小型株オープン【好成績投信の中身を拝見】

人気の投信の中身を覗いてみようシリーズから、小型株に投資をおこなうファンドのご紹介です。

いろいろと投信を見てきましたが、小型株に投資するファンドのほうが短期的にも中長期的にも大きなリターンを得ていることがわかりました。

今回は、新光小型株オープン(愛称:波物語)についてご紹介いたします。

新光小型株オープン(愛称:波物語)とは

新光小型株オープン以下、波物語)はアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。

投資コンセプトは下記の通りです。

  • 国内の小型株に投資
  • 実質株式組入比率は原則として80%、ただし株式市場全般が割高となっている場合には、実質株式組入比率を50%程度まで低下させることもあり。

銘柄選定においては、企業の財務係数について定量評価を行って不適格な銘柄を除外した後、下記の4つのキーワードを中心に成長期待の高い銘柄をボトムアップアプローチで発掘。

  • 成熟産業の勝ち組企業
  • リベンジ企業
  • 地味な業種の変化企業
  • IPO企業

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基本情報

設定日2004年2月2日
償還日2024年2月1日
購入時手数料最大3.3%(税込) 
※証券会社によって異なる。ネット証券は無料
信託財産留保額0.3%
管理費用
(含む信託報酬)
年率1.76%(税込)
分配金年1回(2月)

基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費用は1.76%と高めで、信託財産留保額は0.3%。

なお、アセットマネジメントOneが運用している商品で似たような名前の新光日本小型株ファンド(愛称:風物語)というものがあります。こちらは同様の内容ですが、2013年設定の10年投信となります。

構成銘柄

月次レポート・目論見書を拝見

公式サイト・証券会社の銘柄紹介で閲覧することの出来る、月次レポート・目論見書・運用報告書を元に、どのような運用方針でどんな銘柄に投資しているかを確認します。

月次レポートは、前月末の情報であり、リアルタイムな情報ではありませんが、長期投資と言う目線で考えればクリティカルな問題にはならないと考えます。

業種別は下記のとおり。(2021年4月末時点)

業種組み入れ比率
情報・通信業19.6%
サービス業12.1%
電気機器11.0%
その他製品7.9%
機械7.0%
化学6.2%
小売業6.2%
建設業5.8%
卸売業5.7%
精密機器4.3%

構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2021年4月末時点)

銘柄名比率
レーザテック3.5%
ウエストホールディングス2.8%
フルヤ金属2.5%
ラクス2.4%
ジャパンエレベーターサービスホールディングス2.4%
オープンハウス2.2%
SHIFT2.2%
セルソース2.2%
東京精密2.1%
ローランド2.1%

小型株中心とはいいつつも、レーザテックやウエストホールディングスなどは投資をしていると何度も名前を聞く銘柄です。

個人的な注目銘柄は下記です。

フルヤ金属

結晶製造容器(るつぼ)、ターゲットなど製造。プラチナ、イリジウム使った金属加工に強み

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パフォーマンス

基準価額推移

設定来、基準価額は2021年5月28日時点で、54,327円(配当金再投資ベース59,329円)

2018年ごろからの高パフォーマンスで、基準価額・純資産ともに大きく伸ばしています。2020年のコロナショック後のグロース株優位の状況を利用して大きなリターン。

過去のパフォーマンス

2021年5月末時点の情報です。

期間騰落率
6ヶ月前から+3.28%
1年前から+40.05%
3年前から+49.14%
5年前から+153.74%
設定来+493.29%

設定来からみると、+493.29%です。

ロングセラー商品だけあって運用期間が長く、リーマンショック・東日本大震災のころは低迷していましたが、ココ最近は絶好調。直近はマイナスとなっていますが、半年前からは3%のリターン。

まとめ

小型株といえども、有名どころの銘柄がそろう本ファンド。個別で買うにも株価が高くてなかなか難しい銘柄がそろっています。ファンドをまたがって頻繁に登場する銘柄であれば、少々高値でも買っていいかなと考えています。

※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。

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