【書評】武器としての組織心理学 人を動かすビジネスパーソン必須の心理学

楽天やAmazonで売り切れ続出だった本書。楽天で入荷次第発送注文したら普通にきました。

概要

妬み

妬みは二面性がある。悪性の妬みはいじめやパワハラだが、両性の妬みはライバル心を生む。両性の妬みはパフォーマンスを向上させる。

コミュニケーションは面倒なのもの

コミュニケーションは基本的にコスト。しかし、毎朝一言二言でも声かけをしている企業はメンタルの不調を訴える人が少ない。

人間関係の凹凸を埋める

ヤマアラシのジレンマ。上司と部下の距離は近すぎるのがベストではない。近くに寄らないと思い込んでいる人がいますが、間違っています。

不満をパフォーマンスに変える

不満や悪い情報が上層部へ上がらない理由

  • 怒られる・評価が下がる
  • 策を考えろと仕事を振られる。仕事が増えても給料が増えるわけではない
  • 面倒なことが増える

等々リスクが高い。年功序列の会社ならだんまりを決め込む。成果主義の会社なら建設的な意見を言う。

ほめることは金銭的報酬に値する

ほめることは金銭的報酬を与えたときと同様に脳の一部分が活性化する。特に能力ではなく、努力・内容・プロセスをほめることで効果がある。

ほめればいいというわけではない

人間関係が構築されていない場合にほめても効果が無いし、的外れなほめ言葉や逆効果。

ほめないこと

ほめないことは暗黙の叱責。

信用を失うのは一瞬

例えば、影で自分のことを悪く言っていた、根も葉もないうわさを流した、勝手に決め付けられたなど、それまで良好な関係を気づいていたとしても信用を失うのは一瞬。

失った信用を取り戻すには

謝ること、助けを求めること。

→過去に大変失礼な言動をした人で、個人的にこれが出来ていると思った人は一人もいません。全員縁を切りました。

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所感

組織心理学といいながらも、重要なのは心理的安全性だと思われます。ほめることがぬるいと考えている方は、昭和の人でしょう。せめて「ありがとう」の一言でも言えないと人が離れていくだけです。

役職などの権力を持つと妙にプライドが高くなる人がいますが、「正直」「素直」に感謝と謝罪が出来る人間に成りたいと思います。

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