日経平均が高値圏で推移し、割安銘柄が少なくなってきました。そんな中でまたしてもラジオ日経のザ・マネーでの紹介銘柄です。所謂ハイテク銘柄ですが、明確な強みを持ち、配当も出す、そして株価も割安と思われます。
今回は6629テクノホライゾンをご紹介いたします。
6629 テクノホライゾンとは
会社概要
いつもの通りwikipediaから引用です。
テクノホライゾン株式会社(英: TECHNO HORIZON CO., LTD.)は、愛知県名古屋市南区に本社を置く持株会社。
wikipedia
(中略)
2010年(平成22年)4月1日に株式会社タイテックおよび株式会社エルモ社の共同持株会社として設立された。
傘下企業には電子事業を行う株式会社タイテック、光学事業を行う株式会社エルモ社などがある。
テクノホライゾン株式会社はジャスダック上場の共同持株会社。
事業モデルは大きく分けて2つ、光学事業と電子事業です。
光学事業は強みであるレンズ事業を柱としながら、監視カメラ、車載カメラ、教育・ならびにビジネス用の映像機器をメインに取り扱っています。テレワーク・遠隔授業といったニーズが高まる中、Zoom社と提携して電子黒板や書画カメラの販売など教育市場に力を入れています。
電子事業は中国を中心に自動化ニーズが高まるFA関連を中心に画像情報機器事業、画像検査機器事業など様々な分野にソリューションサービスを提供しています。FA(工場)関連と医療関連に強みを持ちます。
業績
株価チャート
それでは早速、株価と業績を見ていきましょう。
コロナショックで大きく株価を下げましたが、その後は上昇トレンド。2020年11月のNASDAQのハイテク銘柄下落のあおりを受けて、いったん調整しますが、2021年1月29日に通期上方修正を発表し株価が急騰。それでもなおPERが10倍を切っており、割安な水準が続いています。
過去5年業績
売上高 | 営業利益 | 税前利益 | 利益 | 1株益(円) | 1株配(円) | |
連17.3 | 20,075 | 475 | 372 | -148 | -11 | 2 |
連18.3 | 19,398 | 1,000 | 1,110 | 764 | 56.7 | 4 |
連19.3 | 19,615 | 1,141 | 1,110 | 646 | 48 | 4 |
連20.3 | 22,357 | 1,443 | 1,384 | 1,319 | 97.9 | 15 |
連21.3予 | 25,000 | 2,000 | 1,900 | 1,700 | 126.14 | 15 |
過去5年の業績です。二年連続で過去最高益を記録。
四季報予想では2022年3月期も増収増益見込み。
配当
配当は増配傾向にあります。
現段階では配当据え置きの予想ですが、業績次第では増配もあるかもしれません。
株主優待
株主優待はありません。
投資経験談
ラジオNIKKEI ザ・マネーにて紹介
2021年1月27日 ザ・マネー水曜日にて紹介。PER低めで配当は15円ほどしっかり出すということで興味を持ちます。
2021年3月8日 1,000円を割っていて975円で指値を設定していたところ、刺さっており約定。
900円付近を割りこむ位になったら買い増ししようと思います。
ネックなのは、信用買い残が一日の出来高の7倍ほどあること。直近は上昇しても、売り圧力が大きく大幅な上昇は望めませんが、株価が安いうちに現物で買い増しできればと思います。
教訓
- 四季報、過去5年の業績を重視。
- 特定分野に強みをもつDX銘柄
- PER低め
- 信用買い残の多さに注意
信用買い算の多さはネックですが、PERが10倍を切っており、日経平均採用銘柄の平均PERが22倍であることを考えるとかなり割安です。特定分野に強みを持つのも魅力です。
何といってもEPS126円で株価が1,000円未満という銘柄は珍しいです。
地道にいきましょう。
あくまでも投資は自己判断でお願いします。