9145 ビーイングホールディングス【直近IPO】【3PL】【物流関連】

個人的に注目しているEC関連のうち、物流関連で気になる銘柄があります。

2020年12月に上場したばかりの9145 ビーイングホールディングスです。コロナ後も成長が期待される物流銘柄です。ダイヤモンドZai・日経マネー2021年4月号で同時に取り上げられておりましたので、調査してみました。

今回は 9145 ビーイングホールディングスをご紹介いたします。

9145 ビーイングホールディングスとは

wikipediaのページが存在しないためコーポレートサイトからの抜粋です。

1986年9月に、河内物流有限会社を設立。

現在では、北陸を中心とした連結子会社11社を合わせた12社で構成されている総合物流輸送企業グループです。

事業内容はドラッグストアやスーパー向けの食品や日用品などの生活物資に特化した物流事業を主としており、企業の物流部門を請け負う3PL事業や物流コンサルティングを展開しています。

主な顧客は三菱食品、クスリのアオキなどです。

新卒採用ページには

モノを運ぶシゴトなのに「運ばない」ことばかり考えている総合物流グループ

とあり、小売り間の拠点間配送などを集約する「運ばない物流」のコンサルティングに力を入れています。

2020年12月東証2部上場。

上場したのが東証2部、2020年12月に上場したのが26社ということもあり、直近IPOながらまだあまり注目されていない印象があります。
(ただし、ダイヤモンドZai、日経マネーで同時に取り上げられてしまったので今後注目されそうですが…)

※2021/03/17 追記
2021年3月17日ラジオ日経ザ・マネー水曜日にて紹介されました。

それでは早速、株価と業績を見ていきましょう。

2020年12月東証2部に上場したばかり。

2021年2月26日時点で、PERは16.7倍、PBR2.48倍と高成長が期待される割には割安です。

上場して間もないため、過去4年の業績と2021年12月期の予想となりますが、増収増益を続けています。

20年12月期の連結経常利益は前の期比44.0％増の7.9億円に拡大し、21年12月期も前期比3.1％増の8.2億円に伸びを見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通し。6期連続増収、4期連続増益となりました。

現在は北陸を中心に展開していますが、成長戦略として

とのことです。まだまだ成長途上のため、今後も成長拡大が期待されます。

20年12月期は記念配当5円込みで、20円。21年12月期は配当据え置きですが、記念配当を含まないため実質的には増配と見てよいでしょう。

決算説明資料からは、「連結配当性向30％を目安に長期的に安定した配当を継続」とありますので、まだ増配の余地はありそうです。

株主優待はありません。

現時点では北陸中心の東証2部の物流企業という地味な銘柄ですが、PERは直近IPOの割に割安ですし、決算発表資料を見る限り、成長が期待できそうです。

ファイズHDを200株ほど保有しておりますが、慎重な業績予想＆PERが高めでAmazon依存度が大きいため、乗換えを検討しています。

あくまでも投資は自己判断でお願いします。