引き続きダイアモンドZaiの9月号に2022年上半期に好調だったファンドの特集が掲載されていました。その中からいくつかピックアップしていきたいと思います。今回も米国株です。高配当の株式だけでなく、優先株式、REIT、MLPに投資します。
今回は、MHAM米国好配当株式ファンド(愛称:ゴールデンルーキー)についてご紹介いたします。
MHAM米国好配当株式ファンド( とは
MHAM米国好配当株式ファンドはアセットマネジメントOneが運用を行うアクティブファンドです。
投資コンセプトは下記の通りです。
- 米国の金融商品取引所に上場している株式およびる優先株式、REIT、MLPに実質的な投資を行う
- 実質的な投資比率は、原則として株式60%、MLP40%を基本とする
米国の金融商品取引所に上場している株式の中から、配当利回りのほか、ファンダメンタル
ズ分析による収益・配当成長予測等を勘案して銘柄を選別し、投資を行います。
高配当の株式に加え、相対的に高い利回りの優先株式、REIT、MLPを複合的に組み合わせてポートフォリオを構築します。
基本情報
設定日 | 2013年9月26日 |
償還日 | 2028年9月25日 |
購入時手数料 | 最大3.3%(税込) ※証券会社によって異なる。ネット証券は無料 |
信託財産留保額 | 0.3% |
管理費用 (含む信託報酬) | 年率1.925%(税込) |
分配金 | 毎月or年一回(9月) |
基本情報は上記の通りとなります。アクティブファンドですので、管理費費用は 1.925%と高めで、信託財産留保額は0.3%。
毎月決算型/年一回決算型、為替ヘッジあり/なしのプランが選択でき、運用期間中のスイッチングも可能。以下、年一回決算型・為替ヘッジなしのパターンをご紹介いたします。
構成銘柄
マザーファンドが同じため、決算型・為替ヘッジはどれを選んでも組入れ銘柄は同じです。
構成銘柄上位10位については下記の通りです。(2022年6月末時点)
銘柄名 | 種別 | 業種 | 比率 |
---|---|---|---|
マイクロソフト | 普通株式 | ソフトウェア・サービス | 6.7% |
アップル | 普通株式 | テクノロジー・ハードウェアおよび機器 | 4.5% |
ブリストル・マイヤーズスクイブ | 普通株式 | 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス | 2.9% |
ジョンソン・エンド・ジョンソン | 普通株式 | 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス | 2.7% |
イーライリリー・アンド・カンパニー | 普通株式 | 医薬品・バイオテクノロジー・ライフサイエンス | 2.5% |
マクドナルド | 普通株式 | 消費者サービス | 2.5% |
ユナイテッドヘルス・グループ | 普通株式 | ヘルスケア機器・サービス | 2.2% |
M&T銀行 | 普通株式 | 銀行 | 2.2% |
リパブリック・サービシズ | 普通株式 | 商業・専門サービス | 2.1% |
シェブロン | 普通株式 | エネルギー | 2.0% |
構成銘柄は70前後。普通株式が95%、REITが5%です。
高配当のおなじみ銘柄が揃ったように思えますが、意外とヘルスケア銘柄が多い印象です。
パフォーマンス
基準価額推移
設定来、基準価額は2022年7月29日時点で25,925円。
コロナショック後から一気に基準価額を伸ばした後、2022年に入って株式市場が下落する中、高配当株式中心の当ファンドは続伸。
過去のパフォーマンス
2022年7月末時点の情報です。
期間 | 騰落率(分配金込み) |
---|---|
6ヶ月前から | +13.47% |
1年前から | +21.21% |
3年前から | +56.78% |
設定来 | +159.25% |
設定来からみると、+159.25%です。
前述しましたがコロナショック後からは好調な推移、2022年も好調でプラスリターンとなっています。
まとめ
高配当の普通株式、優先株式、REIT,MLPを組入れるとありますが、実際の組入れ銘柄を見ると、95%を普通株式が占めています。マイクロソフト、アップルあたりはやはり磐石なのでしょう。ただそうなると管理費用の高い本ファンドより、普通にVYMやHDVを買っておけばいいような気もしますが。
※あくまでも投資は自己責任でお願いいたします。